結婚式の余興で使うムービーの作り方を用途別に解説 [余興]
春先や過ごしやすい秋になると、結婚式でのお呼ばれの機会も多くなりますね。
最近は、結婚式の余興で、自作のDVDを上映するパターンが増えてきました。
以前は、結婚式で上映する生い立ちビデオや、エンドロールなどは、プロの方が作るのが一般的でした。
しかし、ムービー編集ソフトの普及で、ムービー作成がより身近なものとなったことから、最近では、新郎、新婦の自作や、お友達の作ったムービーを上映することが多くなっています。
それに、お友達にしか作ることの出来ない、オリジナルのムービーは、余興を盛り上げるだけでなく、その場を和ませてもくれます。
中には、プロ顔負けのムービーを作ってしまうお友達もいたりして、新郎新婦もびっくり!ということも、あったりなかったり・・・。
ところで、あなたは今、結婚式の余興で流すムービー作成に頭を痛めつつ、この記事にたどり着いたのでしょうか?
もしかして、ムービーを作るなんて難しくて、どうしていいのか解らない(T T) という状態になってはいませんか?実のところ、ムービーは、ちょっとしたポイントを抑えるだけで、簡単に作ることができます。
初めて作るという方にも、わかりやすくまとめましたので、どうぞこの先へお進みください。
編集ソフトは無料で十分!
パソコンにはWindowsとMacがあるのはご存じの通りです。
Macユーザーも多くいますが、まだまだWindowsのほうが多いというのが現状です。
ということで、今回はWindowsで説明しますね。
さて、ムービー作成には、編集ソフトが必需品ですが、わざわざ、有料のソフトを購入する必要はありません。
Windowsには、あらかじめムービーメーカーというソフトが入っています。このソフトを利用して、簡単にムービーを作ることが出来てしまいます!
ムービーメーカーの使い方は、説明しているサイトや動画が数多くあります。その中から、特にわかりやすい動画をピックアップしてご紹介いたします。
【初心者のためのWindowsムービーメーカー使い方講座】
http://tsukaikata.net/moviemaker/?p=5
【自作プロフィールビデオ作り方プロに学ぶ【動画解説】ムービーメーカー】
いかがでしたか?
ムービーメーカーの使い方が、なんとなくでも解ったところで、ムービー作成の流れを説明致します。
ムービーを作成する基本的な流れ
ムービー作成は
1.構成を考える
2.素材を集める
3.編集する
このような流れで、作成してきます。
それでは、一つずつ順を追って説明していきます。
1.構成を考える
モノを作る際に大切なのは、その構成です。
結婚式の余興のムービーに限らず、どのようなものでも「何を」「誰に」「どのように見せたいのか?」を、先ず決めます!
そうそう!これから作ろうとしているムービーが、どのような使い方をされるかで、構成が変わってくるので注意してくださいね。
余興の初めに上映する(ムービーの後に歌などを行う)場合は、
①本編
②エンディング
という2部構成、または、本編のみでもOKです。
ムービーを上映するだけの場合は、
①オープニング
②本編
③エンディング
という3部構成がいいです。
それぞれ、どんな内容にするのかを、しっかりと決めましょう!頭で考えていても混乱するだけなので、紙に書き出すことをお勧めします。
きっと、ムービー作成よりも面倒な作業かもしれませんが、ここがしっかりできていないと、こんなはずじゃぁ・・・(汗; というムービーが出来てしまったり、作成作業に時間がかかったりと、ろくなことがありません。
2.素材あつめ
流れが決まったら、必要な素材を集めましょう。
具体的には、
・タイトル名(タイトルを付ける場合は、考えておきます)
・BGM(曲など)
・写真(使う場合のみ)
・イメージ映像(海とか公園とか)
・その他、被り物とか小物類
などです。
それではここで、素材として利用できるムービーを、無料でダウンロードできるありがたいサイトを紹介いたします。
■orangehd.com
http://orangehd.com/
■After Effects Style
アフターエフェトというソフトの紹介サイトですが
一部無料動画素材を提供しています。
http://ae-style.net/materials/
■動画素材.com
ムービーの素材販売サイトですが無料のものも多くあります。
http://xn--hhro09bn9j8uh.com/
■Lab01
結婚式のムービーならここが一押しです。いろいろなムービーが揃ってます。
http://www.studio-lab01.com/freebies.html
■LifeinMaterial
ブライダルのオープニング素材が充実しているサイトです。
http://lifeinmovie.main.jp/material/
ちなみに、ビデオカメラで撮影する場合は、適当にするのではなく、どういうシーンを、どのように撮るか、予め絵コンテを書いておくと、撮影も迷うことなくスムーズに進みます。
絵コンテといっても、そんなに大袈裟なものでなくてもかまいません。棒人間のような絵や、文字だけでも大丈夫ですよ。
例えば、こんな風です。
「ここで新郎登場」
↓
「ドアを開ける」
↓
「新婦がいてビックリする!」
と、このように順番に書いていきます。あとは、書いた絵コンテ順に撮影していけばいいので、時間短縮にもなります。
3.編集時のポイント
最初に決めた構成に基づいて、必要な素材集めが終わったら、いよいよ編集作業に入ります。もちろん!利用するのは、ムービーメーカーです。使い方は、先に動画をご案内しているのでご覧いただいたものとして、進めたいと思います。
ムービーを編集するにあたっても、いくつかのポイントがあるので、お伝えいたします。ここを押さえおけば、残念なムービーにならなくて済みますよ^ ^
それでは、順を追って説明します。
映像や写真は、構成に従ってタイムラインに並べて下さい。
※ タイムラインとは、ビデオ編集などにおいて作品全体の流れを時系列で管理する機能のことである。 または、Twitterにおいてツイートを時系列に一覧表示する機能および表示欄のことである。 ビデオ編集におけるタイムライン機能では、映像の切り替わりやBGM、効果音の発生などのタイミングを簡単に把握・編集することができる。
IT用語辞典 Weblio辞書より引用
① オープニング
いきなり本編に入るよりも、タイトルを入れたほうがわかりやすいのであれば、最初にタイトルを入れます。例えば、「青春を共に過ごした、大切な仲間達」という感じでOKです。
このオープニングタイトルは、必ず入れなければならないと言うものではありません。
いきなり本編に入って、何が始まるのか、興味を持たせる作り方もあります。タイトルを入れるか入れないかは、ムービーの使い方によって決めて下さい。
タイトルの入れ方は、こちらのサイトが参考になります。
http://tsukaikata.net/moviemaker/?p=50
② 本編
ここでのポイントは、複数の動画と動画を繋ぐ時に使う、アニメーション(効果)です。
これです。↓
これを、面白がって何種類も使うと、醜いムービーになりますから要注意です。
アニメーション(効果)を使うのであれば、2種類位にしておきましょう。これ、重要です!!
普通はカット編集(アニメーションを使わない編集)です。それでは、どのような時にアニメーションを使うのか?というと、シーンが変わる時になります。
例えば、海のシーンから部屋の中のシーンに変わる時、及び時間の経過を表す時。あとは、ひとつのクリップ終わりと、次のクリップの始まりが、同じような場面の時に使います。
③ テロップ(文字入れ)について
テロップは、インパクトのある部分にだけ、入れるようにしましょう。
よく、話している言葉すべて、テロップを入れて作成される方がいます。それがダメとはいいません。でも、部分的に表示させた方が、より効果的になります。
結婚式で、お呼ばれしているゲストの方々は、小さいお子さんから、お年寄りまでいます。あまりに、やり取りが早い会話すべてにテロップを入れても、読めない場合が多々あります。
そんな場合は、
仮に、AとBの会話シーンがあるとして
A:「◯◯◯・・・・ってどうよ?」
B:「◯◯◯・・・・みたいだよ」
A:「マジかぁ」←ここだけ大きめのテロップを入れる
B:「知らなかったの?」
A:「知らないよ~~」
B:「アホッ!」←ここだけテロップを入れる
このように、要所要所に入れれば見やすいムービーができます。
④ エンディング
先に話したように、流れで歌に入るような場合、エンディングは必要ありません。
エンディングが必要な場合は、BGMの使い方にポイントがあります。特に気をつけたいのは、映像とBGMの連動です。
よくありがちなのは、映像が終わったからと、BGMも途中でブチッ!っと切ってしまうというものです。
すごくいいムービーなのに、最後にこのような終わり方をすると、見ているゲストの方々も終わったのか、続くのか、分からず、残念な映像になってしまいます。
ムービーの終わり方も、目的によりますが、BGMをフェードアウトして終わらせるか、BGMの終わりに合わせて映像を組み立てる、という方法が一般的です。
最後まで気を抜かないで、作成しましょう。
※ フェードアウト
フェードアウトとは、主に映像編集技術の用語で、映像が徐々に小さくなったり、薄れていったり、または音楽の音量がだんだん小さくなって終わったりする効果のことである。 フェードアウトは、ドラマや映画といった視覚表現において場面を切り替える際などによく用いられる。
広告用語 Weblio辞書より引用
■大人気!ストップモーションアニメの作り方
ストップモーションアニメを作る場合は、大量の写真が必要になります。
この写真を撮る作業を、コマ撮りというのですが、微妙に違う写真を一枚ずつ取っていくので、とても時間がかかります。
ただ、このコマ撮りが、ストップモーションアニメにとって肝になるので、焦らずじっくり、取り組んでください。
ストップモーションアニメを作成するために、必要なものを上げておきます。
【準備するもの】
・デジタルカメラ(これがないとはじまらないですね)
・三脚(必須です)
・パソコン
・編集ソフト(ムービーメーカーなど)
コマ撮りの方法は、こちらの動画がわかり易いので、ご覧ください。
【コマ撮りのやり方をぶたがしゃべったよ。】
コマ撮りが終わったら、写真はムービーメーカーのタイムラインに順序良く並べて下さい。
次に、タイムライン上の写真を、全部選択(CTRL+A)します。
最後に、編集タブの、再生時間を決めます(0.10~0.20)
この時、プルダウンメニューは、1秒からなので、希望の秒数を直接手打ちします。再生してみて、好みの再生秒数にすれば、出来上がりです。
実は、スマホでもストップモーションアニメを作ることができるんです!ご存知でしたか?
もちろん、専用のアプリをダウンロードする必要があるのですが、
iPhone用のアプリは「ストップモーションスタジオ」
詳しい説明はこちら →http://gigazine.net/news/20141229-stop-motion-studio/
Android用は、「コマ撮リ! Lite」
詳しい説明はこちら →http://octoba.net/archives/20111030-android-2303.html
が、おすすめです。
どちらも、無料で利用できます。
実際にはこのようなムービーが出来上がります。↓
【アプリ「Stop Motion Studio」を使って撮影したストップモーションムービー】
なお、スマホで作る場合も、三脚は必要です。
たくさんの写真を撮るので、手持ちだと腕も疲れます。腕が疲れると、ぶれやすくなります。
ぶれた写真は、使い物になりません。この悪循環を避けるために、三脚があります。百均で売っているもので十分ですので、忘れずにご準備下さい。
■最後に注意すること
ムービーが出来上がったら、それで一安心かもしれませんが、思った通りのムービーが出来ているか?を確認しましょう。
できるなら、同じ結婚式に参加する友達に頼んで、一度見てもらうのが一番です。感想や意見を聞いて、必要ならば微修正を加えるなどして仕上げましょう。
また、ムービーファイルを、そのままUSBなど(SDカード,コンパクトフラッシュ、BDを含む)のメディアに入れて、当日持参するのは危険です。なぜなら、会場によっては、再生できない場合があるからです。
本番直前で、再生できない事が解って冷や汗!ということにならないように、会場へは、市販のDVDプレイヤーで再生できるDVDを持参しましょう。
この方法が一番確実です。
DVDへの書き込み方は、こちらのサイトがわかりやすいので紹介しますね。有料ソフトを無料で使う方法も書かれています。
知恵ろぐ
「DVDへの書き込み後プレーヤーで再生できない!解決方法とは?」
いかがでしたか?あなたのムービー作成に、この記事が少しでもお役に立てたなら幸いです。ぜひ!素敵なムービーを作って、結婚式を盛り上げてくださいね^^
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